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社会保険労務士試験対策

まず、社会保険労務士試験は受験資格があります。受験資格を満たない方は、まず行政書士資格を取るのが最も近道でしょう。

これは一見遠回りのように見えますが、実は、合格後、実務の世界に入られる方は行政書士資格などの他資格を持っていると開業上有利に働いてきます。

ですから、受験資格の欠如による行政書士取得を「遠回りである」と消極的に捉える必要はありません。むしろ、「開業後有利になるんだ」という積極的な気持ちを持って学習しましょう。

受験資格の問題をクリアできた方は、次に試験科目の対策を考えていきましょう。

社会保険労務士の試験科目は多岐に渡り、また、深く掘り下げて勉強しなければならない科目が多いため、難関試験となっています。

特に厄介なのが、いわゆる「足切り」です。

選択式試験では、8問出題されます。8問の問題文を、選択肢の中から穴埋めしていく形式の問題になります。例えば次のような問題です。

[問 1] 次の文中の   の部分を選択肢の中の適当な語句で埋め、完全な文章とせよ。

1 労働基準法第92条においては、就業規則は、法令又は当該事業場について適用される A に反してはならないとされており、また、同法第93条においては、就業規則に定める基準 B 労働条件を定める C は、その部分については無効とされ、この場合において無効となった部分は、就業規則で定める基準によるとされている。
2 いわゆる過労自殺に関する最高裁判所のある判決によれば、「労働者が労働日に長時間にわたり業務に従事する状況が継続するなどして、疲労や心理的負荷等が過度に蓄積すると、労働者の心身の健康を損なう危険のあることは、周知のところである。労働基準法は、労働時間に関する制限を定め、労働安全衛生法65条の3は、作業の内容等を特に限定することなく、同法所定の事業者は労働者の健康に配慮して労働者 D を適切に E するように努めるべき旨を定めているが、それは、右のような危険が発生するのを防止することをも目的とするものと解される。」と述べられている。

選択肢

@管理  A行政官庁の命令 B行使 C事実たる慣習 D整備 E待遇 F短縮
Gと相違する H内規 Iに違反する Jに対する人事権 Kに達しない
Lの就業環境 Mの従事する作業 Nの労働時間 O労使慣行 P労使協定
Q労働協約 R労働契約 Sを上回る


このような問題が8問×空白5=40点 出題されます。
そして、この8問の問題ひとつひとつで、5点中、3点以上とらなければなりません。

年度によっては救済措置がありますが、原則として、選択式はほとんどミスが許されない、と思っていただいて結構です。

また、択一式についても70問ありますが、これが10問づつ7ブロックに分けられ、各ブロックごとに3点以上の得点を得なければなりません。

このように科目全てに足きりがあるため、社会保険労務士試験では「満遍なく」得点しなければならないのです。

つまり、「苦手科目を作らない」「偏りのない」学習を心がけなければならないということです。

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